Last Update 2021/10/06
-Wfloat-equal
浮動小数点数が等式比較で使用されている場合は警告を出力
テスト概要
オプション無し、および-Wfloat-equalオプションを使用した際の警告出力例
実行環境
GCC-8.2.0
GNU C Library 2.28
GNU Binutils 2.31.1
GNU C Library 2.28
GNU Binutils 2.31.1
コード例・出力内容中の表記
・実行例中の太字表記部分は、コマンドなどの入力された文字列を示します。
・「︙」や「...」の着色省略表記は、 実際のソースコードや出力内容などを省略加工した部分を示します。
・「︙」や「...」の着色省略表記は、 実際のソースコードや出力内容などを省略加工した部分を示します。
使用ファイル
sample.c
#include <stdio.h>
int main(void)
{
double d = 0.0;
while (d < 3.0)
{
/* 浮動小数点数を等式により比較 */
if (d == 0.0)
{
printf("%f\n", d);
}
d = d + 1.0;
}
return 0;
}
オプション無しでコンパイルを実行
$ gcc sample.c エラー・警告無し
$
-Wfloat-equalオプション使用してコンパイルを実行
$ gcc -Wfloat-equal sample.c
sample.c: In function ‘main’:
sample.c:10:9: warning: comparing floating point with == or != is unsafe [-Wfloat-equal]
if (d == 0.0)
^~
$ 浮動小数点数を等式で比較することの安全性に関する警告